貧血 食後

きっちり食べたのに…なぜ?食後の「貧血」の意味

しっかり鉄分をとったのに!なんで食後に貧血が起こるの?

「しっかり鉄分をとったのに!」「ビタミンも考えたご飯にしたのに」「栄養バランスもしっかり考えた料理を、ちゃんと適量食べたのに」それなのに貧血が起こってしまった――――
このようなことは、まれなことでもなければおかしなことでもありません。ちゃんと原因があるのです。次項では、その「原因」についてみていきましょう。

鉄分(ビタミン)が足りないで起こる「貧血」と、食後における「貧血」はまったく違うもの

「貧血」というと、鉄分の不足、あるいはビタミンの不足をイメージします。これはある意味当然のことです。貧血の中でもっとも多いのは、鉄欠乏性貧血と呼ばれる、鉄分の不足によるものだからです。
ここで冒頭の問題に戻るのですが、「なぜ鉄分をちゃんととったのに貧血が起こる」という状態になるのでしょうか。答えは、ここで言う「貧血」と、鉄欠乏性の貧血は、名前こそ似ているものの、まったく違うものだからです。
食後におきる貧血症状は「脳貧血」と呼ばれるものです。これは栄養成分の多寡にかかわらずおこります。胃に血液が集中することにより、他の部位に血が回らなくなってしまうことが原因です。つまり、きちんと栄養をとり、しっかりした食生活をしていたとしても、また普段貧血の症状がなくても、誰にでも起こりうることなのです。
この症状の場合、基本的に医師の診断を仰ぐ必要はありません。(あまりにも頻繁に起こる場合は、やはり一度診てもらったほうがいいのですが)横になり、安静にしていれば回復します。